福島県生涯学習インストラクター・コーディネーターの会

曙光18あいさつ

顔写真(菊地会長)

私たちに期待されているもの

会長:菊地 昌彦

 会員の皆さん、日頃のご活動に感謝申し上げます。それぞれ事情のある中を、工夫をしながら活動されており、頭の下がる思いがいたします。これからもどうか頑張って下さい。最近思うことを二つ申し上げてみます。皆さんはどうお思いでしょうか、話題にしてみてほしいと考えます。

1.消してはならない「ワーク・ライフ・バランス」
 平成19年12月に国では、政労使の合意のもとに、「ワーク・ライフ・バランス」(仕事と生活の調和)という指導理念を確定し、憲章として発表いたしました。働く一方で人生の大半を過してきた日本人の生活スタイルを、仕事以外の価値にも時間を当てていけるようにしようとするものですから、これは重要です。国民運動として取り組もうとするものでした。仕事にのみ生き甲斐を感じてきた私などは、身につまされる思いがしました。これからの若い方々にはどうしても新しい生活スタイルをとってほしいと、祈るような気持でした。この理念に接したとき私は、生涯学習の推進こそが必要だと強く思いました。今でもそう思っています。初めは国民運動の機運がありましたが、近年では少しトーン・ダウンしているような気がして心配ですが、この理念は決して消してはならないと思います。
 この観点から考えたとき、気になることが一つあります。それは、現在の生涯学習活動に現役の若い方々が殆ど参加して来ないという事実です。おそらくどこの地域でも、現役の方々の参加は極めて少ないのではないでしょうか。若者には企業内教育があるからいいのだと言う意見もありますが、企業の教育体系がそれほど充実しているとは、とても思えません。
 そこで思うのですが、私たちの活動において、若い現役層のためにどういうプログラムを提供できるかを検討してみる必要があるのではないでしょうか。そして、どうしたら若い方々が参加してくれるかを考えてみてはどうでしょうか。これが行われれば、私たちの生涯学習活動は、活気づき、大きく成長していくと思います。

2.出前講座の支部間での利用を進めよう
 当会では、昨年秋に出前講座を開設しました。地域の方が大いに活用してくれることを願っております。これについて、当会の中でも自ら活用し合うようにしてはいかがでしょうか。各支部・方部の活動計画をたてるときに、他の支部・方部の方の出前講座をとりいれてみるということです。距離が遠くて大変だということはありますが、ボランティア精神のもとにこれが実施できれば、活動内容は一段とフレッシュな魅力に満ち、また幅の広いものになるのではないでしょうか。大変さはありますが、これが出来れば素晴らしいと思っております。
 
 ようやく良い季節になりました。どうか、さわやかにお過ごし下さい。
 

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