曙光(機関誌)

曙光(第15号:平成24年1月27日発行)

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あいさつ

先人の知恵

顧問:湯田 善一

  日本はかってない高齢化社会を迎えている。この社会の到来は、誰しもが待ち望んだことであり喜ばしいことである。しかし、現実にそう手放しで喜んでいいのだろうかと思う。いつの世にも老人は“厄介者”として、どこかの片隅に追いやられる、そんな風潮があるからだ。かって、老人の悲哀を描いた映画に“楢山節考”があった。
楢山節考は、昭和33年(1958)に、作家深沢七郎さんの小説“姥捨て山伝説”を題材に、木下恵介監督がメガホンをとり、女優田中絹代主演により初映画化された不朽の名作である。当時この映画を見た私は、因習のおぞましさに身も凍る思いをしたのを憶えている。
民俗学者の柳田国男さんは、この姥捨て山伝説から、“親孝行”と老人には“経験的に身につけた知恵”があることを読み取っていた。
その知恵とは、例えば「火を紙に包め」という。これに対し若者たちは、燃えている火を紙で包もうとするが、どうしても紙が焼けてしまう。これを見た老人は「提灯に火をともすように」と教える。さらに、「今日一升の小豆を、明日までに二升にして来い」という。これにも「一升の小豆を一晩水に浸しておけば、明日には二倍にふくれ、二升になること」を諭す。そこには、赤飯を炊くときの知恵があった。また、「老人の唾は糊ほど強い」という諺には、「知恵の大切さ」が隠されているという。私は、本当に人が学ばなければならないのは、経験的に実証し継承されて来た、この“老熟”ともいえる“先人の知恵”ではないかと思う。そして、この知恵を学ぶことがいかに大切であるか、それは“人が生き抜くための知恵”と言っても過言ではない。
去年、3・11の東日本大震災。3月28日の読売新聞には「“てんでんこ”三陸の知恵、子供たちを救う」との記事が載り、先人の知恵の素晴らしさを驚嘆する。
“てんでんこ”とは、度々津波に襲われた三陸地方の人々の、苦い経験から生まれた言い伝えで「津波の時は親子であっても構うな。一人ひとりが“てんでんばらばら”になっても、早く高台に逃げろ」という、命に対する臨機応変の教えであるが、釜石市ではこの教えを防災訓練に取り入れていた。そのことが津波の当日、全小中学生約2900人のうち、病欠者などの5人を除きほぼ全員の命が救われ、悲惨を極めた中で唯一の明るい話題となった。その一つを紹介するとこうである。
「釜石小では、全校児童の184人が学期末を控え、短縮授業を強いられ8割の児童が下校していたが、“てんでんこ”の教えが効を奏し、全員が高台に逃げ無事だった」という。学校近くの住宅街で遊んでいた、小学六年藤本響希君(12)も「家族が心配だったが、無意識に高い方へ逃げていた」と証言。避難所で家族との再会を果たしている。
一方、地震直後、学校の作成したマニュアルどおり児童全員を校庭に集め、避難のための点呼をしていた石 巻市の大川小。避難に間に合わず、その8割が大津波に呑まれる。避難の場所も山の高台ではなかったという。父兄は「なぜ奥の山へ避難させなかったのか」と悔しさを滲ませる。そして一人しか残らなかった教師、学校は廃校となった。児童の生死の明暗を分けたものは何か。それは、“てんでんこ”という先人の知恵の教えではなかったかと回想する。今、私は“その知恵を学び、それを展開し、そして語り継ぐこと”、これが本当の生きた生涯学習ではないかと考えている。

平成24年度新規事業計画案

事務局長:齋藤 公男

 当会は平成14年に発足し、本年度で10年目を迎えました。このような年に東日本大震災直後にもかかわらず、8名の新会員をお迎えすることが出来ましたことは、当会の飛躍発展のためにまことに喜ばしい限りであります。
新入会員並びに以前から加入されている皆様のお力を最大限に発揮するためには、どのような方策が望まれるでしょうか。この課題を解決するためには、昨年、仙台市で開催された「北海道・東北ブロック生涯学習インストラクターの会研修交流会」に模範を求め、模索してまいりました。
そこで得られた、改善策については、本来、平成24年2月に開催される役員会で提案すべきものですが、これを「第2回交流懇親会」で発表し、さらに「曙光」15号で事前に公表することは、勇み足の誹りを免れませんが、内容の不備について、皆様のご叱正を頂き、より良きものに改善してゆきたいと思いますのでご容赦をお願い致します。
新規事業の提案の基準として、他県で実施してもので、本県でも実施することにより、多くの会員が参加出来、会の飛躍発展が期待されるものを選定しました。
即ち、1.「出張講座」の導入、2.ホームページの開設、3.助成金制度の活用の3点を提案したいと考えております。

1.「出張講座」の導入

この制度は、会員の皆様から申し込んで頂いた講座内容を基に専門分野ごとに「出張講座」の一覧表を作成して、これを公民館、学習センター、市町村教育員会等に広報し依頼があれば、一定の地域で、または全県的にまたがり講師を派遣する制度です。これを実施すれば、会員の皆様の持てる力を最大限発揮でき、生涯学習提供団体としての役割を果すことが出来る制度になるものと期待されます。

2.ホームページの開設

上記の出張講座を実施する場合、紙媒体での広報活動には限界があり、狭い一部の人々にしか広報が行き渡りません。それをより多くの人々に、お知らせするためには「ホームページの開設」は必須の要件かと思われます。偶々、本年度の新入会員の中にコンピュータ関係に明るい仲野 正氏が加入されました。県北支部の方ですので、事務局との連携が可能であり、お力添えを頂き、ホームページを立ち上げたいと思います。これが立ち上がれば、従来から実施している「ふくしま学遊塾」や「いきいき人生塾」の広報に加え、「出張講座」の広報に強力な媒体として役立つものと期待されます。

3.助成金制度の活用

「みやぎ生涯学習インストラクターの会」のホームページによりますと生涯学習関係の助成金提供団体は、全国に50団体以上も存在するようです。財団法人社会通信教育協会の井出会長から紹介された「子どもゆめ基金」の中では、青少年の健全育成を目的として“体験活動”の振興や“読書活動”の振興などに助成金が交付されるそうですので、当会の会員の中では数名の方々の活動が該当するものと思われます。平成24年度以降、希望する方がおられましたら、次年度要項を取り寄せ、ご連絡致したいと思います。
当会はわずかな活動資金で運営されておりますので、このような資金を活用することにより、財政的に多少は潤いのある活動ができるもの思われます。
以上、まだ、案の案の段階で、具体性に欠けておりますが、役員会にはもう少し具体性を持った提案を行いたいと考えております。
このような案に対して、会員の皆様には様々なご意見があるものと思われます。
皆様のご意見を頂き新規事業に反映させたいと思いますので、E-メール等で、ご意見をお寄せいただけますなら幸いです。

「第二回交流懇親会に参加して」

県中支部・理事:古川 恵子

晩秋の候。小雨降る平成23年11月19日(土)。福島市飯坂町摺上亭「大鳥」にて第二回交流懇親会が開催されました。県北・県中・会津支部から16名の会員が出席。
会長の挨拶後、湯田顧問から札幌生涯学習インストラクターの会の活動に関する情報提供。また、事務局から新規事業に関する提案。さらに出席者の近況報告が行われ、情報交換会が行われました。
3月11日以降、福島県民は、さまざまな問題を抱え、今まで以上に苦難の現実と向き合い、未来を構築するための永い道のりを歩き始めました。
そのような中で皆様にお会いできた事が嬉しく、一人一人が前向きに活動し、日々、自己啓発に取り組んでいることの報告を受け、新たに勇気を頂きました。そして、より一層「絆」を深めたと強く感じました。温泉につかり、おいしい御馳走に舌鼓を打ち、温かい人情に触れながら多くのことを学ぶことが出来、大変有意義な時間を過ごしました。心から感謝申し上げ、皆々様の益々のご活躍をお祈りいたします。

各支部方部活動報告

【県北支部】

県北支部長:美田 京子

 平成23年3月11日、東日本大震災、東電原発問題や除染の問題でそれぞれの立場で一層忙しく過ごしていることと思います。そんな中で8月から開始した県北支部の「ふくしま学遊塾」は今のところ順調に実施され、1月、2月、3月分を残すだけとなりました。地域の方々も楽しみにしてくれています。ありがたいことだと思っております。


第2回学習会( 9月17日(土)):「版画で年賀状を作りましょう」 講師:齋藤公男


第3回学習会(10月29日(土)):「旧ノートルダム福島修道院の歩んだ道」 講師:本多和子
左:講義後 右:旧ノートルダム福島修道院


第4回学習会(11月26日(土)):「芥川龍之介を語る」 講師:菊地昌彦
左:福島民報 右:福島民友


第5回学習会(12月10日(土)):「小さなクリスマスリース作り」 講師:香野仁子

【県中支部】

県中支部長:原田 重朗

 「座禅を体験して」

本年度の定期総会において学習研修事業の一環として、座禅会を開催することに決定しておりましたので、当支部の会員であり船引町にある名刹「大昌寺」副住職をつとめられている三浦友貴会員のご尽力により、10月11日(火)に実施することが出来ました。
当日は澄みきった秋晴れの好天に恵まれ郡山から1時間ほどの田園風景ののどかな、なだらかな山あいに囲まれたところに、荘厳で想像以上の大規模な寺院に迎えて頂きました。
まず、三浦副住職より寺院内を案内して頂き同寺の歴史を感ずることが出来ました。
座禅に入る前に座禅についての心構えなど説明を受けた後、目を半眼にして座禅に入りましたが、日常の雑念を廃し無心の境地に入らなければなりませんが、なかなか思いどおりにいきませんでしたが、時がたつにつれて心が静まり、安らかな気持ちになりおぼろげながら座禅の意義が分かったような気分を味わいました。
参加者は5名と少なかったのですが、なかには膝が悪い方がおり座禅が出来るのか心配の方がおられましたが、椅子に腰かけてもできるとのことでしたので、安心して参加することが出来ました。
「座禅」「写経」とも皆さん初体験で、懇切丁寧なご指導により日常生活の見直し、反省の一時を過ごせることが出来まして、良い経験をすることが出来ました。
今回の体験会開催に当たって関係した方々のご協力ご配慮に感謝申し上げ、今後も継続実施してまいりたいと考えております。

◇支部事業事績(前号以降の事績)
9月20日(火) 支部会員宛「座禅会」
開催周知及び参加要請文送付
10月 3日(月) 第2回交流会懇親会(本部主催)
参加要請文、支部会員宛発送
10月11日(火) 13:00~15:30「座禅会及び写経」
場 所 田村市船引町 大昌寺
講 師 大昌寺副住職 三浦友貴
参加者 5名
11月19日(土) 10:00~15:00
場 所 福島市飯坂温泉 摺上亭「大鳥」
参加者 当支部より6名

【会津支部】

会津支部長:菊地 照文

 会津支部関連事業「いきいき人生塾」後半の報告です。

<第5回学習会(9/11)「レクリェ-ションの講義と実技を通して」会津稽古堂>

前回に引き続き、広木恒雄氏が担当です。
レクリェ-ションの講義として、アメリカから日本に入ったこと。現在、運動として職場(病院・介護施設等)において資格を取って活用することが増えているそうです。
実技として、「あとだしジャンケン」や「チック.タック.ボンボン」。暗号やサインを駆使した「清正・虎・母親」そしてゴキブリから人間になる「ゴキブリ・ウサギ・トリ・人間」のゲ-ム等々で頭の汗と体の汗を楽しくかきました。

<第6回学習会(10/22)「蓋沼散策と龍興寺見学」野外>

大竹亮作氏に案内していただきました。
素晴らしい秋晴れを期待したのですが、あいにくの雨でした。雨もまた風情です。
県の天然記念物でもある蓋沼は、沼の上に浮島があります。大きな鍋に蓋をしたような形状から名前がついたとか。蓋の浮島には、ヤマドリゼンマイ、ミツガシワ等、地質時代からの植物もあり、約1200年前に誕生したとされています。
また、天海大僧正が出家された龍興寺には、国宝「一字蓮台法華経」があります。
しかし、湿気を嫌う為、拝観できませんでした。また次回に。

<第7回学習会(11/13)「中国料理・餅と山芋と干しエビのス-プ作り」南公民館>

韓国料理の予定が変更となり、在日中国人の馬嘉利氏にお願いしました。
はじめに、会津における国際交流協会の活動や在住外国人の状況及び本日の料理の食べる習慣
について説明してもらいました。
料理に入ると、さすがに女性は馴れたもので、手際がよく上手でした。男性は高みの見物と思いきや中盤になると徐々に参加して、熱の入れ方が違ってきました。男子厨房に入る、でした。
出来立ての料理は最高でした。

<第8回学習会(12/11)「人生を楽しく・マジックショ-」「閉講式」

渡部善喜氏による、人生を楽しく生きるために肉体的、精神的及び社会的に完全に良い状態にあるために何をなすべきか?の勉強会を行いました。
後半は、待ちに待った楽しいマジックショ-。さすがに上手で、目を奪われてしまいました。
閉講式には、各インストラクタ-からの助言や一言を交えて、今年の学習会を振り返りながら終了しました。

<懇親会>

割烹 田季野にて34名の参加をいただきました。
来年度は、会津支部関連事業「いきいき人生塾」も10年目を迎えるということで、素晴らしい学習内容にしたいと、インストラクタ-一同、いきいき人生塾役員一同頑張っていきたい、とのことでした。


第5回学習会(9月11日(日))
「レクリエーションの講義と実技を通して」 講師: 広木恒雄


第6回学習会(10月22日(土))
「蓋沼散策と龍興寺見学」 講師: 大竹亮作

新入会員紹介

県北支部

県北支部:三品 勝幸

初めまして新入会員の三品です。4年前に通信制大学院に入学し、日本近世史を再学習することになり、NHK学園の「古文書を読む」講座で、古文書解読の添削を始めました。その結果として、古文書の2級インストラクタ-の資格を得ることとなりました。現在、修士論文を書き終えたところです。研究テ-マは、関東の山間部においてみられた永高制という貢租形態についてです。来年度は、博士後期課程に進んで研究の継続を予定しています。
入会の動機は、古文書購読の講習会などがあれば少しでもお役に立ちたいと考えたからです。
現在、現職教員として仕事をしながら趣味の歴史研究を行っているという状況です。土日や長期休業中も部活指導などがあり、なかなか会に参加できないかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

私の生涯学習

県北支部

県北支部:長沢 茂雄

 みなさんこんにちは、昨年は、3月11日の東日本大震災を始めとして、7月の台風12号の被害や海外ではタイの洪水など自然災害に見舞われた年であったように思います。
そして、絆と言う言葉が感じられた年であったように思います。


私が、ボランティアしているいわき市のアクアマリンふくしまも震災の影響で昨年の7月15日の再オープンまで閉館でした。多くの生き物が亡くなってしまったり、震災の影響で飼育などが困難なためトドやセウチなども他の水族館へ移動などをしたりと大変な思いをしたようです。セウチのゴォー(オス)は震災の影響などで亡くなってしまいました。また、セウチのミル(メス)はゴォーが亡くなってしまったこともあり、ホンコンの水族館へ貸し出しをすることになってしまいました。
これは、セウチは群れで暮らしていることで、セウチが一頭だけで暮らすことは生態系からして好ましくないということで、貸し出しをして繁殖させるようです。


また、ドドのイチロ(オス)やフクなども国内の他の水族館から戻ってきていません。震災の影響は10ヶ月経ったいまでも、震災前のような状態に戻っていないと言うことです。このように震災は、人の生活環境も変えてしまいましたが、水族館の生き物の生活環境も変えてしまったということです。私も、アクアマリンの再オープンのため、職員のみなさんと一緒に5月には屋外の駐車場の波打った歩道のブロックの移動の作業の手伝い、6月には屋内の津波で汚れたじゅうたんを剥がし、水洗いの作業の手伝いをしました。
また、他県からも水族館のボランティアの手伝いなどに多くの方が参加して、再オープンの手助をしてくださったことで再オープンすることができたと思います。
私の生涯学習は、昨年は、震災後のアクアマリンの復旧復興のボランティア活動であったと思います。
再オープンをしましたが、本当の意味での復旧復興はアクアマリンの施設でも時間がかかると思います。

県中支部

県中支部:菊地 隆夫

 教員退職後、菩提寺の世話人を依頼されて「空海を識る講座」2年で終了、福島県第二教区檀信徒協議会委員、福島八十八ケ所霊場開設委員となって案内するために旅行業務・写真講座が大変役に立った。
平成7年公民館長に委嘱され、学校教育の経験はあるが社会教育、生涯学習は浅いため学校教育経験を生かして①計画実践②反省改善③次回三つ以上生かすことを基本に実践した。書道・陶芸・詩吟・カラオケ・舞踊・子ども等の教室、青年・女性・婦人・白菊・実年・高齢者学級等を推進した。楽しい公民館とする為土・日利用し2年間で日本レクリェ-ション協会インストラクタ-資格を得て、ゲ-ム・うた・おどりに趣味の吟剣詩舞を生かして公民館活動・運営に当たり楽しくなった。


8年間の公民館長反省は社会教育・生涯学習は行ってきたが、専門的学習が無かったことで、今後はボランティアに生きがいを立てようと平成15年4月から社会通信教育協会の生涯学習に入り、1年半で生涯学習インストラクタ-の認定が得られた。各市町村では男女共同参画社会の形成が重視され、町プラン作成委員代表に委嘱、県男女共生センタ-で、男女共同参画概論Ⅰ、Ⅱを学習、論文の「自治体における男女共同参画社会の形成」が90市町村に各2冊配布、講師依頼が増えた。石川町社会教育委員長、地区連絡協議会長、県理事となり、全国生涯フェステバルの実行委員で感謝状を戴き懇親会では県代表で剣舞白虎隊が披露できたことが思い出となった。
現在は放課後子ども教室(2校)で、各40名程に学びと遊びの相手、保・幼・小・公民館教室・学級・町レクダンス・老人ホ-ム・県文化財センタ-白河館・県共生センタ-ボランティアで命の大切さ、思いやりの大切さ、平和の大切さをゲ-ム・うた・おどり・語りべ・詩吟・剣舞・詩舞等を楽しみながら訴えることを生きがいに健康と生涯学習に感謝している。

県南方部

県南方部:徳江 明子

平成22年12月、泉崎村に待望の図書館がオ-プンしました。図書館ボランティアサポーターを募集しておりましたので、何かつながりがあるとそこを糸口に生涯学習の新しい展開があるかもしれないと思い応募しました。いままで特筆すべき活動、実践などあまりなかったのでこれ
を機会に入口を見つけられるかもしれないと少し期待していました。でもせっかくスタ-トと思った矢先に体調を崩し一ヶ月月近くの入院で残念ながら断念することになりました。そのあと世の中もいろいろと厳しいことの連続でしたが、どなたも思うことですが「一歩一歩前進」との思いで過ごしているこの頃です。
昨年は幼稚園、小学校等での交流会への参加ぐらいの活動でしたが、生涯学習に関するお手伝いの機会があればできるだけ参加をと思っております。
思っていても年齢、体調とかに振り回されて限度も感じますが、その中でも出来ることを見つけていこうと思います。

会津支部

会津支部:鈴木 育子

 “人生の中において、豊かな生活に年老いてゆけること”生涯学習のヨーロッパ教育のひと言でしたか?今、福島県の風評は食から始まってあらゆることが一人歩きしているのでしょうか?あせる心と、どこかで夢の続きと10ケ月。誰か知る人がいるのなら教えて欲しいそんな思いはありませんでしたか?重複被災の福島を私だけでなく23年3月11日以前に戻してほしいと考えていませんでしたか?唄の一節に“人生は繰り返すことが出来ないけれど、やり直しはいつだって出来るだろう”あらためて2011年心にしみいる言葉でした。
たとえようのない苦しみやつらさも子どもであっても容赦なく追い込み被災された方々へどんな言葉も見つけられず自分自身の苦しみよりも他人に話をすれば楽になるものでもないことを誰もが知っていたはず。小さな心でじいっとガマンをして食事が喉を通らないほど避難先や仮設の時期。自宅においても生活に困難をきわめて、障がいを持ちながらの児童のことが気がかりでした。大勢いるところが苦手、ざわざわしているのがおちつかない、子どもにとって自宅に戻れることが一番‥なのにそれでも一言も帰りたいことなどいわない。誰の顔を見ても深刻で言えないと思ったのか、避難先のホテルに迎えに行っても暗いまなざし。うつむいて私の手をにぎり2011年は仕方がないと誰もがそう思う、合わせたかの様に心が届いた。
12月23日クリスマス会に合わせ名古屋のサンタクロースさんからプレゼントがありました。一人一人の優しさが身にしみた瞬間でした。「東北のちから」の絵画展が名古屋から発進され参加した私共の子どもたちへのサプライズ。思いやりに心から感謝。子どもたちの笑顔、最近学校や幼稚園から施設へ戻る時、顔色の明るい笑顔、単純な考え方かもしれませんが、これが私のせいいっぱいの生涯学習そのものです。
皆さんと少しだけ違っているかもしれませんが、自分自身が楽しく子どもたちと接し、老人の方々に教えを学ぶ、毎日休めることはありませんが、私なりの生涯学習です。


「おちばたちのうんどうかい」           本の内容
NPO法人 杜のくまさん 設立7年記念誌
平成23年12月 鈴木育子 発行

第4回日本版画会福島県支部展

主催:喜多方市美術館/日本版画会福島県支部
会期:平成24年4月21日(土)~6月3日(日)
場所:喜多方市美術館
開館:午前10時~午後6時[最終入館午後5時30分]
休館日:毎週水曜日
出展者:約30名(県北支部:齋藤公男、中村紘夫出展)
出展数:約90点
観覧料:大人300円(希望者乞連絡)


摺りの実演:毎週日曜日13時~15時、チャリティー作品頒布

編集後記

ご投稿された皆様、ご協力有難うございました。東日本大震災と原発事故から10ケ月が過ぎましたが、今もって福島県民は放射性物質汚染の報道に振り回されており、この紙面からもその影響の大きさが伺われます。でも、一陽来復を信じ新規事業を成功させ、当会の希望に満ちた明日を築いてゆきたいものです。

広報委員長:齋藤 公男

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