福島県生涯学習インストラクター・コーディネーターの会

曙光15活動鈴木

私の生涯学習(曙光第15号)

会津支部:鈴木 育子

 “人生の中において、豊かな生活に年老いてゆけること”生涯学習のヨーロッパ教育のひと言でしたか?今、福島県の風評は食から始まってあらゆることが一人歩きしているのでしょうか?あせる心と、どこかで夢の続きと10ケ月。誰か知る人がいるのなら教えて欲しいそんな思いはありませんでしたか?重複被災の福島を私だけでなく23年3月11日以前に戻してほしいと考えていませんでしたか?唄の一節に“人生は繰り返すことが出来ないけれど、やり直しはいつだって出来るだろう”あらためて2011年心にしみいる言葉でした。
 たとえようのない苦しみやつらさも子どもであっても容赦なく追い込み被災された方々へどんな言葉も見つけられず自分自身の苦しみよりも他人に話をすれば楽になるものでもないことを誰もが知っていたはず。小さな心でじいっとガマンをして食事が喉を通らないほど避難先や仮設の時期。自宅においても生活に困難をきわめて、障がいを持ちながらの児童のことが気がかりでした。大勢いるところが苦手、ざわざわしているのがおちつかない、子どもにとって自宅に戻れることが一番‥なのにそれでも一言も帰りたいことなどいわない。誰の顔を見ても深刻で言えないと思ったのか、避難先のホテルに迎えに行っても暗いまなざし。うつむいて私の手をにぎり2011年は仕方がないと誰もがそう思う、合わせたかの様に心が届いた。
 12月23日クリスマス会に合わせ名古屋のサンタクロースさんからプレゼントがありました。一人一人の優しさが身にしみた瞬間でした。「東北のちから」の絵画展が名古屋から発進され参加した私共の子どもたちへのサプライズ。思いやりに心から感謝。子どもたちの笑顔、最近学校や幼稚園から施設へ戻る時、顔色の明るい笑顔、単純な考え方かもしれませんが、これが私のせいいっぱいの生涯学習そのものです。
 皆さんと少しだけ違っているかもしれませんが、自分自身が楽しく子どもたちと接し、老人の方々に教えを学ぶ、毎日休めることはありませんが、私なりの生涯学習です。

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「おちばたちのうんどうかい」           本の内容
 NPO法人 杜のくまさん 設立7年記念誌
 平成23年12月 鈴木育子 発行
 
 

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